2024年10月15日 (火)

平埜生成

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(画像はアルファエージェンシーのサイトからお借りしました。)

「虎に翼」で汐見圭役をしていた俳優さんです。トラつばには、イケメン俳優がたくさん。航一役の岡田将生さん、花岡役の岩田剛典さんなどなど。プロフィール写真では、この平埜さんもイケメンですが、それほど目立っていたわけではありません。

役の汐見は、家裁創設に奔走する多岐川(滝藤賢一)の右腕で、その破天荒な行動に付き合う真面目な裁判官です。東北地方出身らしく少し訛りがある。気になりだしたのは、韓国で、寅ちゃんの学友ヒャンちゃんと駆け落ちする場面から。ヒャンちゃんも、香子として日本で生きる決心をしましたが、汐見も家族から縁を切られてしまいます。

愛を貫く熱い男が、その後原爆裁判に寅ちゃんと共に携わり、判決文を読み上げる演技がとてもよかった。判決文読むだけなんですけど、途中で席を立とうとする記者たちを引き止める台詞の抑揚と目力に惹かれました。それほど、出番が多かったわけではないのですが、私の心に残った俳優さんです。

実際の平埜さん、どういう人なのか検索して、インスタ見つけました。本人のではなく、事務所のですが。

https://www.instagram.com/alpha_agency_actors_office/profilecard/?igsh=MXgwNHMxcmllYTBjZQ==

その文が長い。(笑)エッセイのようで、なかなか面白いです。これからもご活躍を。

2024年10月11日 (金)

桂場のX

桂場役の松山ケンイチさんが、放送が終わったあとに「虎に翼」の視聴しながら、一話から感想をツィートしてくれていました。

それが、怒涛の速さ。最終日は37話一気見という人間わざではないお仕事で、コメント欄には「明日からのロスが怖いので、お願いだから寝てください」という書き込みがたくさん。が、昨日の深夜ついに完結。

とても面白くて、深い感想でした。登場人物が「ささくれ」や「チョビ」などの愛称だったので、時々誰?となりましたが、まぁずっと視聴してればすぐにわかる。

出演者ならではの裏話があったり、メモっておこうと思う名言あり。松山ケンイチという俳優の凄さも感じました。

一話から録画を観ながら、振り返ればいいのですが、録画が残っているのは20話くらい。消さなきゃよかったと深く後悔しています。

2024年10月 4日 (金)

虎に翼

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毎朝、観ていたので、完全にロス。こんなにハマったのは初めて。前半は、頭が良い女性のサクセスストーリーという感じで軽く観ていたのですが、途中から寅ちゃんに共感したり、「それ、ちょっと違う」とか、勝手に感じたり。

見終わった後に、ネットで「あの場面の副音声が、良かった」などの感想を見てから、確かめるために録画を始めて、「原爆裁判」あたりから消すのを止めて、未だに視聴しています。

タイミングよく、桂場役の松山ケンイチが、Xで「全然観ていないのて、終わったタイミングで見始めた」と一話からの感想を丁寧に書いてくれていて、それが絶妙に面白い。今、50話くらい。それが終わった時が、本当に「虎に翼」が終わる時かもしれない。

2024年8月27日 (火)

昭和の選択 敗戦国日本の決断

1000000878軍機を改造した緑十字機

玉音放送が8月15日にあって、終戦記念日にもなっていますが、実際、降伏文書に署名するまでの半月余りを描いた番組。興味深かったです。

国内には、まだ戦えるという反乱分子がたくさんいる。昔、「日本の一番長い日」という映画があって、玉音放送の録音盤を奪おうとして、NHKや皇居まで押しかける反乱軍がいたことを思い出しました。

マッカーサーが来るまでの数日間の大変さ。直接軍政への三布告のポスターの存在を知った時から、数時間の交渉力。とても、迫力ありました。

戦車をブルドーザーに改造して、「更生戦車」として、戦後復興に役立ったことなど、初めて知る歴史でした。

最後に「日本と一括りに言っていますが、沖縄は30年近く直接軍政に苦しめられた」というのも重い言葉だと思いました。

2024年1月28日 (日)

クリミナル・マインド

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年始にCS で放送していたクリミナル·マインド9~11を見終わりました。副題にFBI VS異常犯罪と付いてるだけあって、殺人場面は目を背けたくなるような場面も多くて、「新年早々何観てるんだ」と思うこともありましたが、プロファイラーの一人一人が丁寧に描かれていて、そちらの方が興味深かった。

リーダーのホッチは滅多に笑わない堅物人間。でも子供に向ける笑顔はあたたかい。ロッシは仕事に熱心のあまり、3度も離婚している。シリーズの途中で娘がいることを知って、孫がいるとわかった時にはすっかりおじいちゃんの顔。

モーガンは正義感の塊のような人。肉体美もあって、お気に入りだったけれど、恋人が撃たれて、家族を守るためにFBI を去った。その恋人が男の子を産んで、正式に結婚したから、ハッピーなんだけれど、出なくなったのは本当に残念。

そしてガルシア。IT専門で、現場には出ないんだけれど、パソコンを駆使して、事件解決のヒントをあたえる。モーガンとのやりとりにはちょっとクスッとする。明るい性格は清涼剤。奇抜なファッションは、そのふくよかな体に合っていてとても個性的。ガルシアがいたから見続けたかも知れない。

クリミナルマインド、全シリーズ観ているほどのファンではないんだけれど、先日までWOWOW で16シリーズをやっていて、たぶん17もあり?という終わり方だった。FOX では12シリーズを2月からやるらしい。たぶん観るでしょうね。

2023年7月21日 (金)

荒川の佐吉

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「中村吉右衛門」のワードで、録画されていたものをやっと視聴。仁左衛門さんすごくよかった。浪人成川(中村歌六)に「強いものが勝つのではなく、勝ったものが強い」と言ったことで、その後の親分(市川段四郎)や自分の運命が大きく変わる。友人の辰五郎(市川染五郎)と、盲目の卯之吉を大事に育てる姿。親分の仇を討ち、縄張りを取り戻す姿、それを見守る相模屋政五郎(中村吉右衛門)。すべて恰好いい。

卯之吉を取り戻しに来た親に、最初はつれないが、政五郎親分に「将来を考えて」と説得され手放す決意をし、また縄張りも捨て旅に出る。私は任侠物って好きではないのだけれど、心情に思わず共感してしまった。

それにしても、子供が盲目なだけであっさり手放す姉。父親が養育費をもらって子供を引き取っただけで、ぷいっと家を出てしまう妹。冷たすぎじゃないですかね。


もう一つは、みち友さんからいただいた「俊寛」こちらは吉右衛門が主役。鬼界ヶ島に一人残る決心は自分でしたものの、実際に一人になった時の寂寥感、孤独感が胸に迫り、見終わった後に、はぁっと大きなため息。余韻が残る歌舞伎でした。

2023年6月26日 (月)

スウィーニー・トッド

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私はホラー映画が好きではありません。それなのに何故に「スウィーニー・トッド」なのか。

きっかけは松居一代さんが発表会で歌った「Not while I'm around」をYouTubeで視聴したことでした。上手、下手はともかく(はっきりいうとかなり下手)、この歌ってこんなメロディだった?という疑問で、YouTubeをいろいろ見ていたらバーブラ・ストライサンドさんの歌が最高でした。

で、映画でどんな場面で歌われるのか興味がありまして、アマゾンでレンタルしてまで視聴。映画はかなりスプラッタ。気持ち悪い。

ただ、楽曲がソンドハイムさんだけあって、全曲美しい。そのギャップが余計に怪奇さに拍車をかける。

「Not while I'm around」はパイ屋の小僧が女主人に「そばにいる限りは守ります」という愛の歌です。単にホラー映画を観た時と違って、余韻が残る映画でした。まぁ、2度は観たくはないですけどね。

 

2022年12月22日 (木)

LAW & ORDER

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アメリカの犯罪捜査ドラマが好きで、このL&Oも前から観ています。ジャック・マッコイが検事補だった頃からだから、相当前から観てると思う。このドラマは前半で犯人を逮捕するのですが、「えっ、これくらいの証拠で逮捕できるの?」という感じ。

裁判に重さを置いているのですが、検察と弁護人の駆け引きが見物です。そのやり取りを観ていると、アメリカ社会の矛盾や偏見が見えてきます。人種問題や貧富の差、LGBT問題など、結論を出すことが難しい問題が、1時間のドラマで解決するはずなく、時にはモヤッとしたまま終わるのも、このドラマの特徴です。

12年前にシーズン20で終了したのですが、シーズン21がスーパードラマチャンネルで始まりました。マッコイ役のサム・ウォーターストンは御年83だそうです。まだ、一話しか放映されていませんが、レイプ犯を起訴できなかったことで、たくさんの被害者を出してしまうことへの、やり切れなさが残った話でした。

 

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もう一つはWOWOWで始まった「FBI特別捜査班」シーズン4。これも面白いです
こういうドラマをみると、アメリカって華やかなだけでなく、暗黒な部分も多い国だなと、改めて思います。

2022年11月 9日 (水)

エリザベート inシェーンブルン宮殿

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(NHKテレビを写したものです)

昨夜の皆既月食、奇麗でしたね。赤い月が幻想的でした。
月食と惑星食が重なるのは442年ぶりとか。でも、信長には惑星食は見えなかったはず。
満月が段々と欠けていって、最後は赤くなる現象を、戦国時代の人たちはどんな思いで見ていたのでしょうか。

 

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WOWOWでエリザベートコンサートが放映されました。シェーンブルン宮殿の前の広場に、舞台をこしらえロケーションは最高。宝塚や東宝で何度も上映されているので、公演自体はよくわかっているのですが、宝塚より東宝に近い感じかな。

トートは、パプスブルク家を不幸に導く存在。フランツとの仲を悪くし、エリザベートの苦悩をじっと見つめていて、最後に自分のところに来るをじっと待つといった印象でした。
エリザベートはわがままというより、心許せる人がいない苦悩の人、フランツは結構マザコン、といった印象。
この公演、3年ぶりに開かれたそうで、皆さん熱演でした。

2022年11月 6日 (日)

パリは燃えているか

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これもNHKで放映されたものを、録画視聴。
ドイツに占領されたパリを解放するために、戦うレジスタンス。「連合国軍がパリを迂回する」という情報を得たレジスタンス側は、パリ進攻を訴えるためにガロア少佐を送る。

ヒトラーが出る始まり部分だけ、ドイツ語だけど、あとは英語。ドイツ将校さえも英語を話すことに、少々違和感を感じたけれど、概ねおもしろく観られました。歴史物だから、ヒトラーの「パリ焦土作戦」は失敗に終わったことはわかっているけれど、それまでの過程が興味深かった。オールキャストの豪華な俳優陣だけれど、多くは顔見世程度。主役の一人はガロア少佐かな。パリを抜け出して、連合国軍をパリに向かわせる説得力。

そして、もう一人の主役はドイツのコルティッツ将軍。もともと「パリを燃やし尽くせ」という命令に懐疑的だったと思うのですよ。親衛隊が来たと聞いた時の緊迫感はこの映画の一つの見どころだと思います。死を覚悟して、ピストルまで用意したのに、用事は「ルーブル美術館のタペストリー(だったかな)が欲しい」。将軍にしたら「何というばかなことを」ですよね。燃やす前に欲しいものは手に入れたいと本音を聞いて、異常さに気がつく瞬間。結局、この将軍「パリを救った人」として名を残すことになるから、人生わからないものです。

この映画、戦後20年くらいで作られたもので、時々挟まれる実際のニュース映像が興味深かった。この映画を観た感想は「人間、何十年たっても進歩していない」今、ウクライナで起こっていることと、何の変りもない。ヒトラーの最後は周知の事実なんですが。

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