ベルサイユのばら フェルゼン編
20日に観劇。トップさんの退団公演だし、ベルばらだし、チケット無理かなと思っていたら、なんとSS席当選。ほぼセンターで、至福の時でした。私、ベルばらの生観劇初めてなんです。もちろん、スカイステージやDVDで観ていますが、生で観るとこんなに違うものかと改めて思いました。
ほんとの事をいうと、宝塚のベルばらはあまり好きではない。「愛」がいっぱいすぎて、甘いケーキを何個も食べたような気持ちになる。池田理代子さんの「ベルばら」は生き方に悩み、身分に悩み、フランスの将来を憂い、その中で精一杯生きてるから共感出来るのであって、そこから「愛」の場面だけ抽出したような、植田先生の演出はどうもね、と言いたい気持ち。
その考えは今でも変わらないけれど、幕開けの「御覧なさい、御覧なさい」から舞台の豪華さに惹きつけられる。彩風さんはベルばらに憧れて宝塚目指したそうで、テンションMAX。アントワネット(夢白あや)やオスカル(朝美絢)アンドレ(縣千)が舞台上で生き生きとしている様は、やはり宝塚以外では出来ないものだと思いました。
観劇後、隣の方(知らない人)と、ほぼ同時に「はぁ」とため息。「終わっちゃいましたね」と同じ感想。余韻に浸りながら帰宅しました。