アルジャーノンに花束を
この「アルジャーノンに花束を」という小説、苦手です。幸福の在り方を、深く掘り下げないと読み進められない。だから、この舞台もみっちゃんが出なかったら観に行かない公演だったと思います。
私は大きな勘違いをしていました。アルジャーノンはハツカネズミだったのですね。知的障害者のチャーリーと同じ手術を受けて、最初は迷路を難なく通っていたのが、段々動きが遅くなる。それを間近に見ていたチャーリーの苦悩が始まります。
みなさん、熱演でした。チャーリー役の浦井健治さんは、知的障害者から天才になる変化が劇的でした、そんなチャーリーを見守り愛するキニアン先生(北翔海莉)や、チャーリーの周りの戸惑いが舞台だとよくわかります。なかでもアルジャーノン役の長澤風海さんのダンスは秀逸でした。
結局チャーリーは知的障害があった方が、友人にも恵まれ、苦悩も少ないという、ある意味ベタな感想しか思いつかないのですが、舞台を観た上で小説を読んだら、違う感想が生まれるかもなと思った舞台でした。
久しぶりにみち友さんともお会いできて、楽しいひと時でした。
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