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2022年11月21日 (月)

Dramatic Musical collection

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18日、昼公演に夫と二人で行ってきました。シネマコレクション。
2時間足らずの公演でしたが、自己紹介もなく、MCもなく、歌とダンスのみでした。ジェットコースターに乗った気分で、楽しかった。

みっちゃんの歌
かわらぬ思い 
ちょうど月組で「ブラック・ジャック」やっているんだよな。月城さんのブラック・ジャック素敵だろうなと思いながら聞いていました。久しぶりに配信チケット買おうかな。

その目に(ジキルとハイドより)
木村花代さんと。木村さん、風ちゃんと雰囲気が似てる。顔が似てるわけではないけれど、二人のハーモニーを聞いていると、過去に帰るような不思議な気持ちになる。

運命よ、今夜は女神らしく
東山さんから始まったので、これは北翔海莉でしょうと思っていたら、途中からみっちゃん。ダンスも楽しめました。

アンチェインド・メロディ
この歌ほんとにいいよね。自然と映画の場面がよみがえる。みっちゃんの歌声がすごくいい。

ビギン・ザ・ビギン
みっちゃんは歌が上手というだけでなく、感情移入が特にすごい。さすがだなと聞くたびに思います。

 

みっちゃんだけで、これですからね。ダンスも歌も本当に楽しめたショーでした。
記憶に残った曲は他にも。


闇が広がる(東山光明&常川藍里)
とてもよかったですが、綱引きズリズリ(変な表現ですが、わかりますよね)してほしかった。

Summertime(木村花代)
この曲は特に好き。歌上手さんが歌うと、本当に記憶に残る。

夫と行ったのですが、私は知っている曲も多かったし、大満足でしたが、夫に「知らない曲ばかりで飽きた?」と聞いたら「いや、みんな上手でよかったよ」だそうです。
こちらに詳しく公演の模様が載っています。

2022年11月 9日 (水)

エリザベート inシェーンブルン宮殿

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(NHKテレビを写したものです)

昨夜の皆既月食、奇麗でしたね。赤い月が幻想的でした。
月食と惑星食が重なるのは442年ぶりとか。でも、信長には惑星食は見えなかったはず。
満月が段々と欠けていって、最後は赤くなる現象を、戦国時代の人たちはどんな思いで見ていたのでしょうか。

 

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WOWOWでエリザベートコンサートが放映されました。シェーンブルン宮殿の前の広場に、舞台をこしらえロケーションは最高。宝塚や東宝で何度も上映されているので、公演自体はよくわかっているのですが、宝塚より東宝に近い感じかな。

トートは、パプスブルク家を不幸に導く存在。フランツとの仲を悪くし、エリザベートの苦悩をじっと見つめていて、最後に自分のところに来るをじっと待つといった印象でした。
エリザベートはわがままというより、心許せる人がいない苦悩の人、フランツは結構マザコン、といった印象。
この公演、3年ぶりに開かれたそうで、皆さん熱演でした。

2022年11月 6日 (日)

パリは燃えているか

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これもNHKで放映されたものを、録画視聴。
ドイツに占領されたパリを解放するために、戦うレジスタンス。「連合国軍がパリを迂回する」という情報を得たレジスタンス側は、パリ進攻を訴えるためにガロア少佐を送る。

ヒトラーが出る始まり部分だけ、ドイツ語だけど、あとは英語。ドイツ将校さえも英語を話すことに、少々違和感を感じたけれど、概ねおもしろく観られました。歴史物だから、ヒトラーの「パリ焦土作戦」は失敗に終わったことはわかっているけれど、それまでの過程が興味深かった。オールキャストの豪華な俳優陣だけれど、多くは顔見世程度。主役の一人はガロア少佐かな。パリを抜け出して、連合国軍をパリに向かわせる説得力。

そして、もう一人の主役はドイツのコルティッツ将軍。もともと「パリを燃やし尽くせ」という命令に懐疑的だったと思うのですよ。親衛隊が来たと聞いた時の緊迫感はこの映画の一つの見どころだと思います。死を覚悟して、ピストルまで用意したのに、用事は「ルーブル美術館のタペストリー(だったかな)が欲しい」。将軍にしたら「何というばかなことを」ですよね。燃やす前に欲しいものは手に入れたいと本音を聞いて、異常さに気がつく瞬間。結局、この将軍「パリを救った人」として名を残すことになるから、人生わからないものです。

この映画、戦後20年くらいで作られたもので、時々挟まれる実際のニュース映像が興味深かった。この映画を観た感想は「人間、何十年たっても進歩していない」今、ウクライナで起こっていることと、何の変りもない。ヒトラーの最後は周知の事実なんですが。

古典芸能への誘い

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NHKで放映した「秀山祭 吉右衛門追善公演」を録画視聴。秀山祭は、吉右衛門さんが芸の継承のために毎年開いていた公演だそうです。「松浦の太鼓」の松浦候は吉右衛門さんの当たり役だったそうで、今年はお兄さんの松本白鸚さんが演じました。
とても分かりやすい演目で、吉良邸の隣に住む松浦候は、いつまでたっても仇討ちをしない赤穂の浪人に腹を立てて、とても不機嫌。それが隣から陣太鼓が聞こえたとたんに、態度一変。この変化が一番の見どころで、松浦候の純な性格がよくわかる。

「揚羽蝶繍姿」は吉右衛門さんの当たり役をオムニバス形式にしたもの。中でも興味深かったものが「熊谷陣屋」熊谷直実が敦盛を討った様子を松本幸四郎が熱演。

最後には吉右衛門さんの在りし日の映像が流れ、一度は観ておくべきだったなと、今更思っても仕方ないことですね。

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