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2022年6月11日 (土)

万年筆

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少し前だけれど、「美の巨人たち」で伊東屋を取り上げていた。案内役の貫地谷しほりさんも、ずいぶんテンション高めだったけれど、観ているこちらも楽しかった。棚いっぱいに並んだ色鉛筆だのカードだの、ここなら一日いても飽きない。文房具ってほんと楽しい。万年筆コーナーもたくさん種類があって、「すごい」と思わず声にでた。

コンプレックスは数えきれないほどあるけれど、上位に入るのが「字が下手」なこと。手書きの手紙なんて、なるべくなら書きたくない。今はメールで事足りるので、その機会も減ったけれど、どうしてもという時に使うのはボールペン。万年筆なんて何年も使っていない。うちにあった万年筆まだ使えるんだろうかと、出してみた。インクカートリッジを新しくすると、何事もなく使えた。欲を言えば、もう少し持つところが太くて、字が細いほうがいいんだけれど。

これはコンプレックスとはちょっと違うのだけれど、私は短大出身。四年制の大学の国文科にも受かっていて、どちらに行こうとずいぶん悩んだものだった。国文科に進んで万葉集を学びたいというのが当時の夢でした。進路を決めたのは、父の「資格がもらえるんだから、児童教育学科にしたら」の言葉でした。おかげで、保育士という職業につけたのだから、それはそれでよかったと思えるし、万葉集を学びたいと本気で思っていたら、大学じゃなくても、いくらでも学ぶ方法はあったのだから、あの頃の思いは、それほど本気ではなかったとも言える。

それでも、万葉集は私にとって特別な本。で、話は、万年筆にもどるのだけれど、先日から少しずつ万葉集を書き写しています。書き写すと作者の気持ちがストレートに入ってくることが新鮮でした。長歌は読むことも一苦労だけれど、柿本人麻呂の長歌「やすみしし 我が大君の きこしめす 天の下に (中略)滝の宮処は 見れど飽かぬかも」(巻1 36)書き写しただけで、吉野離宮の風景やそこで遊ぶ宮廷人が浮かぶ。

何しろ、字が下手なので、書き写したノート、とても人に見せられるものではないけれど。奇麗な文字をスラスラと書き、ピアノを上手に弾きこなす、ハイソな生活に憧れます。

 

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