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2020年11月 2日 (月)

十時半睡事件帖

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前にも書いた「十時半睡事件帖」
島田正吾さんの演技が絶妙で、とても楽しめるテレビ番組でした。
その時に、原作読みたいなと思ったのですが、もう中古本しかなく、
仕方なく、電子化されていた一作目「包丁ざむらい」だけ手に入れて、楽しんでいました。

久しぶりに、アマゾンを検索していて、全7作が電子化されているのを知りました。
テレビでは息子は江戸にいる設定でしたが、原作では同居していて、
4作目で、その息子弥七郎が、不祥事(不倫)を起こして、半睡は総目付を辞めてしまいます。

5作目からは、江戸の総目付を命じられて、舞台は江戸へ。
そこで、また新しい出会いがあり、
時には情けもあり、時には非情な裁きもありの半睡裁きを楽しんでいました。

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最後の「東海道をゆく」は、弥七郎が病気になり、半睡は国元に帰るのですが
「弥七郎が死ぬ定めなら、それがしが急いだところで死にまする」という死生観で、
東海道を陸路で行くことにします。

道中記といった趣で、ところどころ赤穂浪士の仇討ちや平家と源氏の違いなど、
半睡の言葉を通して、一般の評価とは違う、作者の考えが垣間見えるところが興味深いです。
途中で弥七郎の労咳が見立て違いとわかり、不惑の心境に至っていなかったと喜ぶ半睡。

作者死亡のために浜松で終わってしまいますが、登場人物の、その後がいろいろ想像されて、
余韻が残る最後です。


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