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2020年5月24日 (日)

龍の宮物語

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大人のためのファンタジーといった感じで、すごく良かったです。
夜叉が池伝説と浦島太郎を元にしたお話ですが、
脚本と出演者の熱演で、余韻が残るいい作品でした。

瀬央ゆりあ(伊予部清彦)
せおっちは成長著しいですね。
開演前の挨拶の声を聞いただけで、「いい声だ」となります。
始めに、出てきた書生姿を見ただけで、純朴で真面目な青年だとわかる。

島村家のお嬢さんに惹かれるが、書生先のお嬢さんなので、
百合子の結婚話も横で聞いてるだけの切ない演技。
玉姫にも、誠実な態度で接し、だんだんと玉姫の心情にも変化が。

有沙瞳(玉姫)
1000年もの間、自分を裏切った男の子孫を、恨み続けるという難しい役に挑んでいました。
決して笑わないんですよ。でも、清彦の誠実な人柄に心情が変わっていく。
フィナーレで笑っている姿にほっとするほど、こちらも玉姫に入れ込んでいたんだなと、改めて思いました。
歌も上手。せおっちとくらっちのコンビ、もっと観たくなりました。

決してハッピーエンドではないんだけど、
これほど余韻が残る作品には、宝塚ではなかなか出会えないかと思います。



この直前に明日海さんの退団公演「A Fairy Tale」を観ましたが
これもファンタジーではあるんですよね。
どうして、こんなにおもしろくないんだろうと考えながら観ていました。

設定が安易なんですよね。
明日海さん=妖精という、あて書きありきの脚本で
全然世界観がわいてこない。
今更ながら、あんな青いピラピラの洋服で卒業させられた、明日海さんが可哀そうになりました。




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