渦 妹背山婦女庭訓 魂結び
私、文楽のこと何も知らなくて
義太夫の語りが浄瑠璃なのね、その浄瑠璃の作者を描いた本なのね、程度の認識しかありません。
この本、始めは退屈だったのですよ。
近松半二の成り行きまかせみたいな生き方に、共感できなくて。
図書館に返すまでに、読み終えるのだろうかと。
100ページ過ぎるあたりから、一気でした。
演目がかかるまでに、その本を書いた作者がいて、その演目をかけるかどうか決める座本がいて
人形遣いや義太夫語り、三味線が三位一体となって、それを観にいく観客がいて、と
いつの間にか、私も道頓堀のざわめきの中に立っていました。
大島真寿美さん、高校の後輩なんですよ。(私、高校は名古屋なんです)
直木賞とった後輩がいるって、ちょっと誇らしくて読んでみました。
先日から大学の先輩だの、高校の後輩だの繋がりで、せっせと図書館通いしています。
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