蜩ノ記
一昨日10時から、みっちゃんの「お寺でコンサート」のチケット売り出しなので、
パソコンの前に。夫も行くというので
「お寺だもん、キャパ少ないよ。取れるかどうか」
と言いつつも、10時にポチッ。「混みあっています」の画面。
やっぱりね、と思いながら、やり直したら
繋がった。うそ~、というわけで、アタフタする。
最後まで行けますように、とバタバタ。
無事チケット2枚ゲットです。まだ、10時1分過ぎでした。
3月、桜が奇麗な頃の東漸寺も楽しみです。
午後からは、病気後の習慣。2か月に一度の通院日。
行く度に患者が増える。
考えれば、私のように急患で運ばれ、外来に通う患者増える一方だよね。
予約でも、1時間待ちは普通。一昨日は2時間以上も待ちました。
おかげで、「蜩ノ記」も読み進められたけれど。
脳神経外科もなんとかしないと、先生が過労になりそうです。
で、やっと「蜩ノ記」です。葉室麟パート2。
葉室さんの本では一番有名です。直木賞とったし、映画化もされたし。
でも私は、苦手なんです。「正義の人が、嵌められる」という話が。
藤沢周平の「蝉しぐれ」にも似た読後感です。
10年後に切腹すると決められているのに、戸田秋谷の生き方の爽やかさ。
藩から監視役としていった庄三郎は、戸田の生き方に惹かれていく。
向山村の自然の描き方が美しく、農民や、秋谷の子供、郁太郎とのかかわりもとてもいい。
悲しい終わり方だけど、読み終わった後に、爽やかな風が吹いたような気がしました。
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