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2020年1月10日 (金)

江戸博「大浮世絵展」

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昨日、行ってきました。「誰もが知っており、誰もが見たい」というキャッチコピーのとおり
よくぞ集めたという浮世絵ばかり。
まぁ、すごい人だった。浮世絵よりも、人の後頭部を見に行った感じ。
ここは、シニア割引があって、65歳以上は半額ですからね。
シニアがたくさん、外国人も多かった。

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歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎の富嶽三十六景、広重の東海道五拾三次、有名どころをほぼ観ることが出来ました。
中でも、興味深かったのが国芳。
「水滸伝シリーズ」や「里すずめねぐらの仮宿」
遊郭を描くことが幕府に禁じられると「てやんでぇ、雀ならば文句あるめぇ」という反骨精神が感じられました

猫がとにかくかわいい。有名な「猫飼好五十三疋」は前期展示のために見られなかったのですが
「猫に小判」などの慣用句を現わした「たとえ尽の内」はほっこりします。

「宮本武蔵の鯨退治」も前期展示のため、見られず。
骸骨が迫力の「相馬古内裏」不気味だけれど、作品の前から動けなくなる魅力があります。
こちらに国芳の魅力がたくさん書かれています。

浮世絵は外国にたくさん流出しましたが、なんとなく理由はわかる。
日本人には芸術品ではなかったのですね。ブロマイドやポスターみたいな扱い。
浮世絵一枚はそば一杯の値段だったそうで、長屋の壁にそのまま貼ってあった感じ。
初めてみた外国人は、その色合いや細かさにびっくりしたのでしょうね。
昨日の展示も外国美術館のものがたくさん。残っていれば、どこにあってもいいじゃないと思いました。

私、ここの常設展も好きです。江戸の町を再現した、その細かさに何時間観ても飽きない。
昨日は、人に疲れ、常設展は観ないで帰宅しました。

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