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2020年1月28日 (火)

ミュシャのカレンダー

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1月も終わろうとする時期に、カレンダーを買いました。
テレビ東京の「美の巨人たち」が好きで、自動録画しているのですが
まとめて観るので、その時期やっていた展覧会は、とっくに終わっているという。

これも、9月の展覧会に合わせて、放映されたものですが、観るの遅い。
図書館で図鑑を借りたりしていたのですが、せめてカレンダーでもと思い、アマゾンで購入。
1月は「百合の聖母」です。
外国製なので、祝日は期待していなかったのですが
13日は「coming of age day(japan)」とちゃんと書いてありました。
そういえば、みっちゃんの「メリー・ウィドー」のポスターもミュシャ風ですよね。
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録画を観て(時には早送りし)、よかった作品

「Anna Karenia」
話は好きではないけれど、美弥さんが奇麗。
「last party」を観た直後だったので、海乃さんに振り回される月城さんが可哀そうでした。

「ボへミアン・ラプソディ」
これも今更の感ですが、「クイーンはやっぱり偉大だ」
クイーンの四人がそっくりでしたね、ブライアン・メイなんて本人かと思ってしまった。
フレディは、本人の方がいい男のように思う。

「吉崎憲治&岡田敬二 ロマンティックコンサート」
ずっと宝塚ファンだったら、垂涎もののコンサートでしたが、私は離れていた時期が長いので。
でも、知っている歌が多くて楽しめました。
びっくりしたのが「ル・ポアゾン」歌上手さんが歌うと、こういう解釈なんだと初めて知りました。
剣幸さんもすごかったけれど、涼風真世さんがすごかった。
その時の私を想像すると、笑える。口ポカン、目を見開きって…。それぐらいインパクト強かった。

昭和的と言われれば否定はしませんが、「昭和ですが、それが何か?」
歌上手ばかりだと幸せですね。大和さんも出ていたけれど、あの華やかさだけで、いいです。
吉崎先生もあのお年で、ずっとタクト振って、すごいよね。
現役生では、悠真さんが上手なので、びっくりしました。
(美穂さんと愛月さんは実力わかっているので)

いまいちだった作品(ファンの方ごめんなさい)
「エリザベート」(18年月組)
これ、ちゃぴさんの退団公演で、希望なのかな。
ちゃぴさんのエリザベート、瞳花さんのゾフィーが合っているだけで、
ミスキャストともいえる演目。
珠城さんが、全然トートに見えないんですが。

2020年1月25日 (土)

イスパニアのサムライ アクアヴィーテ

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イスパニアのサムライ 
虚実ないまぜのお話で、主人公鎌田治道(真風涼帆)も、架空の人物かと思っていたら
実際にいた人なんですね。実際には岩崎一揆で亡くなった人らしいですが、
このお話では、生き残り、和賀一族の藤九郎(和希そら)に仇として狙われるという設定になっていました。

おもしろかったんですよ。でも、すいません、途中で眠気が…。
慶長遣欧使節として、スペインに渡ってからの話が冗長なんですよ。
人はたくさん出てきます。
悪っぽいけれど、じつはいい人のアレハンドロ(芹香斗亜)、
主人を亡くしたあと宿屋を切り盛りするカタリナ(星風まどか)
剣オタクの単純な性格のエリアス(桜木みなと)
本物の悪、ドン・フェルナンドス(英真なおき)

話広がりすぎて、どうやって収めるのかなと思っていたら、途中の記憶があやふやで。
ハッと思ったら、もうカタリナがフェルナンドスの邸宅にいた。
そこからは、お決まりのハッピーエンド。
これからスペイン人として生きていく?それでいいのと思っていたら、終わった。

アクアヴィーテ
楽しいショーでした。
真風さんの恰好よさをこれでもかと見せられた。退団者にもちゃんと見せ場つくって、藤井先生の愛を感じました。
4章のダウンタウン・ビーストの場面。
実玲淳さんのダンスと足の奇麗さ、長さに目が(@_@)。男役さんで、退団なんですね。

7章の星吹さんと桜音さんの歌もよかった。
9章のリザウンド・リッチーの場面がとても好き。
「ダダッ」というだけの合唱と和風の音楽、宙組さんのパワーがすごくマッチしていました。
とても、パワーがいる場面ですよね。

宙組は番手がはっきりしてますね。
真風さん、斗亜さん、桜木さん、和希さんと。
和希さんは、96期でどうしても色めがねで見がちだけれど、
とても頑張っている様子が、公演ごとに感じられます。


2020年1月23日 (木)

13歳

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今日はフランキーの誕生日。13歳になりました。
犬用ケーキで、ハッピィバースディ。今年のケーキは奮発しました。(高かった)

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始めは、胡散臭そうに(何故に疑う?)「何これ?」だったのが
食べだすと一気。今日は三分の一ほどあげただけですが。

後、何年一緒にいられるかなという年になってしまいましたが、
「世界一、可愛いダックス」と一日でも長くいられますように。

2020年1月17日 (金)

蜩ノ記

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一昨日10時から、みっちゃんの「お寺でコンサート」のチケット売り出しなので、
パソコンの前に。夫も行くというので
「お寺だもん、キャパ少ないよ。取れるかどうか」
と言いつつも、10時にポチッ。「混みあっています」の画面。

やっぱりね、と思いながら、やり直したら
繋がった。うそ~、というわけで、アタフタする。
最後まで行けますように、とバタバタ。
無事チケット2枚ゲットです。まだ、10時1分過ぎでした。
3月、桜が奇麗な頃の東漸寺も楽しみです。

午後からは、病気後の習慣。2か月に一度の通院日。
行く度に患者が増える。
考えれば、私のように急患で運ばれ、外来に通う患者増える一方だよね。
予約でも、1時間待ちは普通。一昨日は2時間以上も待ちました。
おかげで、「蜩ノ記」も読み進められたけれど。
脳神経外科もなんとかしないと、先生が過労になりそうです。

で、やっと「蜩ノ記」です。葉室麟パート2。
葉室さんの本では一番有名です。直木賞とったし、映画化もされたし。
でも私は、苦手なんです。「正義の人が、嵌められる」という話が。
藤沢周平の「蝉しぐれ」にも似た読後感です。

10年後に切腹すると決められているのに、戸田秋谷の生き方の爽やかさ。
藩から監視役としていった庄三郎は、戸田の生き方に惹かれていく。
向山村の自然の描き方が美しく、農民や、秋谷の子供、郁太郎とのかかわりもとてもいい。
悲しい終わり方だけど、読み終わった後に、爽やかな風が吹いたような気がしました。

 

2020年1月15日 (水)

葉室麟

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今、葉室麟にハマっています。おもしろいんですよ。
と言っても、まだ3冊読んだだけですが。
読みやすくて、一日で一冊読めてしまう。
(家事をおろそかにしているとも言う)
葉室さんの本は、時代劇にありがちな「勧善懲悪」ではなく、
悪人と見えながら、先を読んでいた行動だったり、
何が悪で何が善なのか、わからないところが興味深いです。

秋月記
福岡藩の支藩、秋月藩での出来事。
家老の専横に、仲間と共に糾弾に立ち上がり、排除に成功するが、
援助した福岡藩との軋轢、仲間との絆が揺らぎ…。

この本の主人公、間小四郎(余楽斎)も、原采蘋(猷)も
次の「蒼天見ゆ」にちょっと顔出しする演出もにくいです。

蒼天見ゆ
幕末の「尊王攘夷」か「佐幕」かで揺れる秋月藩を描いたものかと思いきや
臼井亘理は妻とともに惨殺され、子供六郎が主人公でした。
明治になり、仇討ちが禁止されても、親の仇を付け狙う執念。

「最後の仇討ち」でテレビ化され(この原作は吉村昭「最後の仇討」です)
有名になった臼井六郎です。
この本には山岡鉄舟や勝海舟、犬飼毅や森鴎外まででてくるところがおもしろい。

陽炎の門
これは時代劇ミステリーともいう小説で
若い頃、自分の証言で切腹した友は無罪だったのか、
10年後に現れた「百足」は何者なのか、
興味津々で読んでしまいました。

葉室さんは50歳過ぎて作家デビューし、17年に亡くなるまで、たくさんの本を残しました。
九州、それも小藩を題材にした小説が多いです。
秋月藩は、今の福岡県朝倉市にあります。
こちらに秋月散策マップがあり、当時を偲ぶことができます。


2020年1月10日 (金)

江戸博「大浮世絵展」

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昨日、行ってきました。「誰もが知っており、誰もが見たい」というキャッチコピーのとおり
よくぞ集めたという浮世絵ばかり。
まぁ、すごい人だった。浮世絵よりも、人の後頭部を見に行った感じ。
ここは、シニア割引があって、65歳以上は半額ですからね。
シニアがたくさん、外国人も多かった。

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歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎の富嶽三十六景、広重の東海道五拾三次、有名どころをほぼ観ることが出来ました。
中でも、興味深かったのが国芳。
「水滸伝シリーズ」や「里すずめねぐらの仮宿」
遊郭を描くことが幕府に禁じられると「てやんでぇ、雀ならば文句あるめぇ」という反骨精神が感じられました

猫がとにかくかわいい。有名な「猫飼好五十三疋」は前期展示のために見られなかったのですが
「猫に小判」などの慣用句を現わした「たとえ尽の内」はほっこりします。

「宮本武蔵の鯨退治」も前期展示のため、見られず。
骸骨が迫力の「相馬古内裏」不気味だけれど、作品の前から動けなくなる魅力があります。
こちらに国芳の魅力がたくさん書かれています。

浮世絵は外国にたくさん流出しましたが、なんとなく理由はわかる。
日本人には芸術品ではなかったのですね。ブロマイドやポスターみたいな扱い。
浮世絵一枚はそば一杯の値段だったそうで、長屋の壁にそのまま貼ってあった感じ。
初めてみた外国人は、その色合いや細かさにびっくりしたのでしょうね。
昨日の展示も外国美術館のものがたくさん。残っていれば、どこにあってもいいじゃないと思いました。

私、ここの常設展も好きです。江戸の町を再現した、その細かさに何時間観ても飽きない。
昨日は、人に疲れ、常設展は観ないで帰宅しました。

2020年1月 8日 (水)

千葉東葛人図鑑 最終回

千葉東葛人図鑑が最終回になりました。
最終回はみっちゃんに宝塚を薦めた中学の担任の先生です。

人の運命って、必ず分かれ道みたいなものがあると思います。
みっちゃんに限れば、中学の先生が宝塚を薦めたこと。
たぶん、上條先生も、宝塚音楽学校、あまりご存知ではなかったと思います。
実態を知っていたら、「宝塚もあるわよ」なんて簡単には言わない。

受けたら合格したこと。
高校に推薦決まっているのに、願書を出すのに、担任と校長先生と判子がいる。
「受かりませんよ」「そうだな」で判子押しちゃう。
推薦入学を断るってことは、中学にとって、とても大変なこと。
後輩の進路にも関わってきますからね。

何も出来なかった少女が「宝塚合格」を決めたものは何だったのか。
「合格」にした方こそ、プロの目を持った方ですね。

発表を見に行ったお父様の手記を、何かで読んだことありますが
娘の番号を見た時に、そのまま帰ろうと思った。
親として、この気持ちもわかる。平凡な人生送らせようとしたら、絶対そちらを選びますよね。
ただ、落ちて泣いている人を見て、心が変わった。

それからは合格の喜びよりも、戸惑いのほうが多い、家族と先生方。
この中の一つでも欠けていたら、「北翔海莉」は生まれなかった。

一年半続いた番組も、これで終わりました。
ちゃんと観ていたわけではないけれど、
髪型やお洋服を見るのが、とても楽しみでした。
大阪に居を移した時から、いつかは終わると思っていました。
みっちゃん、お疲れさまでした。


2020年1月 7日 (火)

人は愛するに足り、真心は信ずるに足る

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12月から、中村先生の本を3冊読みました。
「ペシャワールにて」
「ほんとうのアフガニスタン」
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」
全部、図書館です。

下の記事の「天、共に在り」は結局買いましたが、半分ほど読んだところで
予約していた本が貸し出しOKになったので、そちらを先に読みました。

「人は愛するに足り」は澤地久枝さんとの対談です。
澤地さんって、結構ズケズケと聞いてくるんですね。
先生のプライベートなことまで、必要なのかと思いながら読みました。

アフガニスタンって、砂漠ばかりで貧しい国と思っていましたが、
そうではないんですね。大体、世界四大文明発祥の土地だし。
少なくとも、ソ連侵攻までは、農業や遊牧で、自給自足していた国だった。
それから、内戦・大干ばつ・アメリカの爆撃とアフガンにとっては、最悪の状態に。

遠い国の話と思っていましたが、日本だって災害の多い国。
温暖化が進めば、世界中、どこがアフガンになっても不思議ではない。

中村先生も、はじめはハンセン病の医者として行ったが、いろいろな病人がやってくる。
水さえあれば命が助かることが多い、ということで、
井戸を掘り、灌漑工事を始めた。

クリスチャンの先生が、イスラム教の国で40年近くも心血を注げたのかと思っていましたが、
宗教の違いは大した問題ではない。本当に必要なものを求めていたら、こうなったという感じなんでしょうか。
大体、国という感覚が日本やアメリカと大いに違う。
日本でいえば、戦国時代のような感じかな。
(3冊も読んだけれど、実感が今一つ)

アメリカやヨーロッパが、「こちらの方が正しい」と押し付けても
数多い部族に浸透するわけはない。
ここら辺は、文明国の驕りのようなものを感じました。
アメリカの大統領も、ブッシュ・オバマと変わりましたが
トランプになって、ますます悪い方に。
今も、イランと一触即発ですものね。

ただ、一人で出来ることは、限られている。
日本政府を批判するのではなく、もっとうまくやれば、資金面でも、もっと楽できたんじゃないかな。
良くも悪くも、九州男子だと思いました。

彼方に行かれた先生、
今でも「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」と思っていらっしゃるのでしょうか。

 

2020年1月 4日 (土)

人間国宝 能楽師 マリー・アントワネットを舞う

みっちゃん目当てで、録画した番組ですが、みっちゃんの出番はほんの数秒でした。
でも、番組自体はとても面白かった。

私、遠征はしませんが、
こちらであるみっちゃんの公演は、ほとんど行ってると思います。
例外が「忘れない」というチャリティーコンサート。
これは、震災関連のニュースはシャットダウンする私の心の問題です。

もう一つがマリー・アントワネットの新作能。
間狂言のみっちゃん観たい気持ちはあったのですが、
「能?絶対寝ちゃう」ということで、やめました。

番組早々から、びっくり。
能は室町時代には、大衆演芸だったこと。「へぇ、今の宝塚みたいな位置だったんだ」
それが、秀吉や徳川の前で舞うようになって、失敗すると切腹させられることもあり、
動きを極力少なくして、高尚な芸能になった。

梅若さんは、大衆に愛されたころに戻したいと、様々な試みを前からしていらっしゃるそうです。
失礼ながら、あのお年で、このバイタリティー、すごいな。
おもしろいと思ったのは、あの有名な「青きドナウの岸辺に~」がそのまま地謡になる。
梅若さんが「民衆の声を入れたい」と言ったら、囃方が「こんな風に?」とテーブルを叩いて表現する。

木村多江さんがウィーンとパリをめぐり、アントワネットの一生を丁寧にたどる。
14歳でオーストリアからフランスに行かなければならなかった、悲哀がよくわかります。

フランスに行く直前に、大病されて歩くことすらままならなくなって、
梅若さん、悔しかったでしょうね。
一幕終わって「あかん、もうやめる」
その間に、みっちゃん一生懸命間狂言をやっていたのね。

「昨日より動きいいよ」の説得に「そうか」で、最後まで演じ切りました。
演出には神田紳爾先生も加わり、藤間勘十郎さんは「間の踊りのところだけやればいいかと思っていた」ながら
お父さんをサポート。
新作能が出来上がるまでの苦労がわかる番組、興味深かったです。


2020年1月 2日 (木)

明けました

明けましておめでとうございます。
題名どおりに「気まぐれに」しか更新しませんけれど、
来てくださる方、ほんとうにありがとうございます。

紅白
録画でほとんどすっ飛ばし、観ました。
だって、観るものないんだもん。
私、演歌好きではないし、新しい曲はわからない。

ちゃんと、観たのはAKB48の「フォーチュンクッキー」
この歌が流行った頃の、苦しい気持ちが思い出されて、今でも涙ぐんでしまいます。

TWICE。これは孫がファンなので。
正直、誰が誰かさっぱりわからん。みんな、かわいいけど。

今年の紅白は仕掛けがすごかったですね。
お金かかってそう。

宝塚
元旦から「ファントム」やっていましたが、
お正月に、悲劇は観たくないので、
「風の次郎吉」を観ていました。
何度観ても楽しいし、花組が全力で、みっちゃんについていこうと
一生懸命なのが、すがすがしいです。

今年も、相変わらずみっちゃんを追いかけ、ゆるく宝塚観劇変わらないと思いますが、
少しづつ、外部のミュージカルも観ようかと思っている、2020年です。

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