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2018年6月29日 (金)

千葉市美術館

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「岡本神草の時代展」に行ってきました。ちらしの「口紅」。身八つ口から出ている手が艶めかしい。もう少しでお化粧が終わる舞妓の顔は、なんとも妖艶です。

神草は38歳で亡くなってしまったので、完成した作品がとても少ないのですが、下図というか、草稿が同時に展示されていて、比べながら観ると興味深かったです。
完成図はともかく、草稿まで丁寧にとってあったことにも驚きます。奥さんの実家に保存されていたそうですが、捨てられなくてよかったです。

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「拳を打てる三人の舞妓」は国展に間に合わず、6日前に自分で鋏を入れたとか。選外佳作を受賞したそうですが、間に合わないなら、次の年にという考えはなかったのでしょうかね。この作品は草稿がとてもたくさんあって、この絵にとても思い入れがあったことがうかがわれます。完成品もあるらしいですが、見つかっていないそうです。
この絵についてはこちらに詳しく載っています。

「アートな夜!」で観た「婦女遊戯」などすべて観ることが出来ました。ほかにも師匠の菊池契月や同時代の仲間たちの作品なども展示してありました。

「浮世絵黄金期からの展開」も同時開催されていて、歌麿や春草などの浮世絵も観ることが出来ました。

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千葉市美術館は、昭和2年に建てられた銀行の千葉支店を修復すると同時に、これを覆うように中央区役所と美術館が入るビルが建てられたユニークな建物です。旧銀行は「さや堂ホール」として、コンサートなど開けるようになっています。このホールもとても素敵でした。

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