新源氏物語
昨日初日観劇してきました。我が家、ただ今、夫入院中。日曜日に救急搬送された時には、とても金曜日の観劇は無理と思っていたのですが、幸いに手術もうまくいき、来週には退院できそうな様子なので、思い切って行ってきました。
ただ、私自身が疲れていて、いねむりしなきゃいいけど、と思いながらの観劇でした。結局うとうとするはめに。大体、源氏物語って今公演する意味あるのかしら。
私も、与謝野晶子訳を読んだきりで、偉そうに語れる人ではありませんが、ちょっとでも知っていたら、昨日の「新源氏物語」話をなぞっただけのすごく浅い感じだし、全く知らない若い子には、光源氏って、単なるプレイボーイにしか感じなかったのでは。
プロローグがすごい豪華。宝塚のお衣裳部さんの倉庫ってすごいんだろうなと思わせる、衣装の華やかさに息をのむ、ですが。
「明日海さんが光源氏やるときれいだろうな」だけで演目決めた感じ。藤壺の花乃さんってまったくイメージと違う。私が感じる平安時代の美女って卵型の目が細い人。花乃さんの実力がどうのこうのというわけではなく、現代的な顔立ちの花乃さんより、しいて言えば蘭乃さんのような顔の人が合いそうな。
頭中将って二番手がやるほうがぴったりでは。「花の宴」は源氏物語の中では結構な見せ場だと思うのですが、トップと二番手が並んでこそと思うのですが。これも瀬戸さんがどうのこうのではなく、「違う気がする」感、否定できません。
昨日は桜咲さん体調不良で休演で(早くの回復お祈りします)紫の上は城妃さん、雲井の雁は春妃さんと知って「宝塚ってすごいね、だれか休演してもすぐに代役出来るのね」と思いましたが、昨日は出来るはずだわ。娘役は出番少ない。花乃さん、花野さん、仙名さん次々現れて、少ししか出番ないし。
唯一、強烈な印象を残す六条御息所にわざわざ柚香さん使わなくてもね。出来そうな娘役いそうなものなのに。鳳月さんも光源氏の息子夕霧でほんのちょっとの出番。何だか出番多い人少ない人、極端すぎて印象薄い公演でした。大体、源氏物語54帖を一時間半でやるの無理だって。といって、一本物にしたらいいかというと、それも退屈しそうな。
ショーはごめんなさいです。あんまり覚えてない。好みじゃないというわけではなく、とても素敵なショーでしたが、実際の時間が少し短かったこともあって、あっと言う間でした。紫峰さんはじめ退団する3人が銀橋で歌うシーンが一番拍手が多かったかな。
昨日の教訓。「無理して行くな、宝塚」
追記:タカラヅカニュースを見て、ショー少し思い出しました。キキちゃんが銀橋ですごく踊るので、落ちないかとハラハラしたこと。ちなつちゃんの娘役の足、とても長くてきれいでハッとしたこと、などなど。
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