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2015年9月 6日 (日)

星逢一夜

昨日観劇してきました。「王家」は宝塚で観ちゃったので、東京宝塚劇場に行くのはすごい久しぶりです。

「星逢一夜」悲劇で終わらせるという結論が先にできた話のように思いました。プログラムに「史実とは違う点がある」と書いてありましたが、上田先生はその史実を曲げてでも、こういう話にしたかったのかという感じ。「宝歴騒動」を参考にしたと書いてありましたが、「宝歴騒動」は自分の出世のために年貢の取り立てを厳しくして、それが郡上一揆にまでなった話でしょう。私的には、一揆の原因がそちらの方がすっきりするんだけれど。

主役を悪者にできないという事情があるにはせよ、誰も悪者がいないというのも納得できません。一揆というのは農民にとって命を懸けた反乱であったはず。そこら辺があいまいでは、私は若い人のように素直には泣けません。領主との一騎打ちなんてありえないし。

切ない話ではあるんだけれど、他に解決方法なかったのかと思ってしまう話でした。紀之介(早霧せいな)泉(咲妃みゆ)源太(望海風斗)の幼い頃は可愛くって、楽しそうで、よけいにこの三人どうなっていくんだろうと思ってしまいました。源太なんてこの間まで「アル・カポネ」だったのにね。

それにしても源太っていい人。泉の気持ちわかって、春興(紀乃介)に土下座までして「もらってくれ」と言って、それを拒否されたら、ちゃんと自分のお嫁にしてって、どれだけ人がいいんだ。そして、ラスト。武士と庶民じゃ結果わかっているのにね。必死に向かって行く一途さ。だからよけいに「他に解決方法は」って思っちゃう。

ショーは、衣装がすごいキラキラで「エスメラルダ~」って歌詞をいっぱい聴いてたら終わった。(メリハリがないとも言える)大体が私、彩凪翔と彩風咲奈の違いがいまだにあやふやなファンなので、参考にはなさらないように。

また、小言なんですが(いじわる姑みたい)観劇の時に、髪を盛るってNGだと思います。私の前の席の若い子、とてもきれいで盛り髪もすごく似合っていましたが、少しは後ろで観劇している人のこと考えてね。

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