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2015年6月24日 (水)

1789

昨日「1789」を観てきました。前に書いたように1列目当選だったので、40度の熱が出ようが、台風が来ようが、公演中止にならない限りは行く!と決めていました。幸いに熱も出なかったし、台風も来なくて平穏でしたけれどね。2か月前に決心したダイエットも成功しなかったし、服もそこら辺の服を着て行きましたが。

すごいですね、1列目。銀橋に出たジェンヌさんのお化粧の香りまで感じるんですね。ぽか~んと観ていたら、民衆のだれかに(だれかわからなくてごめんね)見つめられました。

それを抜きにしても、この作品すごいです。行く前は「宝塚はフランス革命好きだよね」って感じだったけれど、小池先生の細かなこだわり、それに全力で答える月組さんのパワー、感動しました。
前でみると、舞台の隅々までよく見えて、一番端の下級生まで全力で取り組んでいるのが、よくわかります。一人一人がすごかった。特にボディパーカッションというのかな、音楽なしで踊る場面、あれよっぽど呼吸があわないと出来ないですよね。

愛希さんのアントワネット、賭博に明け暮れている時はすごい衣装、そしてあのバラのとても可愛い衣装の時はフェルゼンとの恋にときめいている時、衣装に合わせてだんだん人間的に成長していく過程がよく表れていました。だんだん衣装がシンプルになって、最後にルイ16世とフランスに残ると決めた時の凛とした演技、よかったです。

ちょっと話ずれるのですが、私「メリー・ウイドウ」が好きで、家にいる時はよくつけているのですが、北翔さんの部下の子、バレーの基本がしっかりしていて、踊りの上手な子だなと思って、その時に暁千星という名前を覚えました。

その暁さんが昨日はフェルゼン伯爵。可愛いし、ほんとフェルゼンという感じ。思わず視線が行っちゃう子なんですが、今度新公でもバウホールでも主演するのですね。路線入りで嬉しいです。ありちゃんがトップになるまで元気でいようと思った日でした。フィナーレはずっとありちゃん見ていて、チラッでしたが、視線いただきました。

初舞台生のロケット、テレビで見たせいもあるけれど、あんなに脚上げそろうまでどれだけ練習したんでしょうか。

この作品、私が言わなくても再演される作品だと思いますが、「ベルばら」はもういいんじゃない。先日凰稀さんの「ベルばら」をテレビで見ていて、オスカルが生まれる場面で「娘は結婚しても実家に帰る、何とかかんとか」で「これ、あかんわ」と10分で観るのをやめました。18世紀のフランスが、今の日本になってる。あほらし。
フランス革命をやるなら、民衆から描いたこちらの方が断然いいです。

2か月間、1列目1列目と騒いでいたので、今は脱力感です。

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