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2015年6月29日 (月)

東宝版エリザベート

Eriza

昨日「東宝版エリザベート」を観てきました。コープの貸切公演、宝塚は当たったことないんだけれど、昨日は2階の1列目という良席だったので。2週間に3度の観劇って、私にとっては大仕事です。
昔、父の勤務先が、帝劇の上だったので(バレバレだけど)東宝からチケットをいただいて、時々観劇していたのですが、昨日入ってみて、全然記憶がないんですよね。子供の頃のことじゃなく、もう成人だったはずなんですが。宝塚のチケットみたいに別の劇場のチケットだったのかも。帝劇というだけあって中もゴージャスでした。

昨日の配役、エリザベート花總まり トート城田優 ルキーニ山崎育三郎 フランツ田代万里生 ルドルフ京本大我 ゾフィ剣幸でしたが、京本君が体調不良のため、2幕から古川雄大に急きょ変わりました。隣の席の人が「京本君見にきたのに、墓からよみがえったところしか見られなかった」と嘆いていらっしゃいました。その方から、京本正樹の息子だとか、ジャニーズJrだとかいろいろ教えてもらいました。古川君はファンイベントの途中で駆け付けたそうです。

宝塚版と全然違うのですね。私は宝塚を観てからの観劇だったので、許容範囲でしたが、初めてだったら「エリザベート」そのものに拒絶反応だったかも。舞台セットからして重くて暗い。それこそ、不幸で覆われているような。宝塚はシシィを愛したトートという感じでしたが、東宝版は憑りついたトートという感じ。そのトートの意のままにだんだん不幸に覆われていくパプスブルグ家。

宝塚にはできない性的描写もOKという感じで、シシィのお父さんは堂々と家庭教師と浮気してるし、結婚式の翌朝、ゾフィがやってきてシーツをめくり、男女の営みがなかったことを証明する場面、フランツの浮気相手の娼婦、マデレーネが性病もちでそれを移されたエリザベート、などびっくりするような場面もあり。

お花さん、綺麗。蘭ちゃんと並んだショットを見てもとても10歳以上年が離れているとは見えません。城田さんは体はエロいけれど、心は繊細なトートという感じ。ルキーニは「キッチュ」の場面で客席降りをしながら、とても楽しそうでした。

宝塚にはショーがありますが、それがない分、ゾフィーの死の場面や亡くなったパパと話す場面など入っていました。宝塚ってショーがあって、お芝居がある程度リセットされるんですね。先日の「1789」では悪役だった美弥さんが笑顔で銀橋を渡るので「さっきまで悪い人だったのに」という感じだったけれど、昨日はそれがなかった部分「死に憑りつかれたら、どんな人間も逃れるすべはないんだな」と重い気持ちになりました。でも、2度と観たくないと思ったわけではないです。実力者そろいの「エリザベート」また観てみたい。来年の「1789」も観に行こうかな。

2015年6月26日 (金)

週刊ダイヤモンド

Photo


キャトルレーヴでも山積みになっていましたが、私は前日に本屋さんで買っておりました。「ベールに包まれた」と書いてある割にはファンなら知ってる内容でしたが、裏方さんのお仕事が詳しくわかって、おもしろかったです。大道具の大橋先生が朝起きると、小池先生からの大量のファクス散らばっている、とか。
花組さん6人がそれぞれの立場でインタビューに答えてくれるのも、興味深いです。

キャトルレーヴで買ったのは「望海風斗パーソナルブック」
普段はプログラムしか買わないんですよ。舞台外でのタカラジェンヌさんにはあまり興味ないし。蘭寿さんとの対談が載っているとのことで、買っちゃいました。

「くわらんか」の貧乏神、前に研3と書いたように思いますが研2の間違いでした。あまりに谷先生から叱られるので、娘役のような恰好していったら叱られないんじゃないかと、当時は真剣考えていたとか、わさびがだめとかちょっとクスリと笑っちゃうエピソードもありました。

もちろん写真も素敵なのばかりです。まだ付録のDVDは未見ですが、どんなDVDなんでしょうか。

2015年6月24日 (水)

1789

昨日「1789」を観てきました。前に書いたように1列目当選だったので、40度の熱が出ようが、台風が来ようが、公演中止にならない限りは行く!と決めていました。幸いに熱も出なかったし、台風も来なくて平穏でしたけれどね。2か月前に決心したダイエットも成功しなかったし、服もそこら辺の服を着て行きましたが。

すごいですね、1列目。銀橋に出たジェンヌさんのお化粧の香りまで感じるんですね。ぽか~んと観ていたら、民衆のだれかに(だれかわからなくてごめんね)見つめられました。

それを抜きにしても、この作品すごいです。行く前は「宝塚はフランス革命好きだよね」って感じだったけれど、小池先生の細かなこだわり、それに全力で答える月組さんのパワー、感動しました。
前でみると、舞台の隅々までよく見えて、一番端の下級生まで全力で取り組んでいるのが、よくわかります。一人一人がすごかった。特にボディパーカッションというのかな、音楽なしで踊る場面、あれよっぽど呼吸があわないと出来ないですよね。

愛希さんのアントワネット、賭博に明け暮れている時はすごい衣装、そしてあのバラのとても可愛い衣装の時はフェルゼンとの恋にときめいている時、衣装に合わせてだんだん人間的に成長していく過程がよく表れていました。だんだん衣装がシンプルになって、最後にルイ16世とフランスに残ると決めた時の凛とした演技、よかったです。

ちょっと話ずれるのですが、私「メリー・ウイドウ」が好きで、家にいる時はよくつけているのですが、北翔さんの部下の子、バレーの基本がしっかりしていて、踊りの上手な子だなと思って、その時に暁千星という名前を覚えました。

その暁さんが昨日はフェルゼン伯爵。可愛いし、ほんとフェルゼンという感じ。思わず視線が行っちゃう子なんですが、今度新公でもバウホールでも主演するのですね。路線入りで嬉しいです。ありちゃんがトップになるまで元気でいようと思った日でした。フィナーレはずっとありちゃん見ていて、チラッでしたが、視線いただきました。

初舞台生のロケット、テレビで見たせいもあるけれど、あんなに脚上げそろうまでどれだけ練習したんでしょうか。

この作品、私が言わなくても再演される作品だと思いますが、「ベルばら」はもういいんじゃない。先日凰稀さんの「ベルばら」をテレビで見ていて、オスカルが生まれる場面で「娘は結婚しても実家に帰る、何とかかんとか」で「これ、あかんわ」と10分で観るのをやめました。18世紀のフランスが、今の日本になってる。あほらし。
フランス革命をやるなら、民衆から描いたこちらの方が断然いいです。

2か月間、1列目1列目と騒いでいたので、今は脱力感です。

2015年6月15日 (月)

大海賊

昨日「大海賊」を観てきました。うちから遠いんですよ。11時公演開始に、8時に家を出ました。神奈川県民ホール、山下公演の真ん前というロケーションの良さでした。座席もゆったりしていて快適でした。

早霧さんや朝夏さんのプレお披露目の時は「トップ就任おめでとう」って感じだったけれど、昨日は明らかに雰囲気違うんですよ。「トップになってよかったね」と大げさに言えば、感極まるという感じ。北翔さんが出るたびにすごい拍手。逆にいえば、どうしてこんなに人気も実力ある人が、いままでトップにならなかったのか不思議です。

「大海賊」も「Amuourそれは」もオーソドックスな宝塚という感じですが、こんなに安定した宝塚観たのは初めてかも。北翔さんだけでなく風ちゃんも、他の出演者も何も文句ありません。

あえて言えば、北翔さんに少年役は無理っぽい、海賊になりたての時、キッド(礼真琴)にやられるシーンは立ち回りが上手すぎて弱く見えない、くらいかな。

ショーの途中に一人で歌うシーンが入っていましたが、先日のディナーショーの感じそのまま。オレンジに青いスカーフって北翔さんにしか似合わない服装で3曲たっぷり聴かせてくれました。1曲は観劇していた夢咲ねねさんにロックオンでした。

最後に大きな羽を背負って降りてきた(昨日は4段しかなかったけれど)北翔さんを見て、ほんとうにトップになったんだと実感しました。これからの新生星組、大いに期待したいと思います。

7月に宝塚(兵庫県)に行くことにしました。昨日の先行発売 、スマホで出来たのですが、家にいるように9時59分にポチッすることが出来なくて、10時過ぎにつないだので、当然チケット手に入りませんでした。

宝塚の方はどうなんだろうと見ると、あるある状態でした。「王家に捧ぐ歌」をどうしても観たいというより、宝塚に行ってみたいと思っていたので、思い切ってチケット手にいれました。今度は宝塚観劇と歌劇の殿堂だけ見て、宝塚の街の雰囲気を楽しんでこようと思っています。

2015年6月13日 (土)

まさかです

「王家に捧ぐ歌」の2次抽選、当たるものだと思いこんでいて、昨日「落選」の知らせ受けた時にまさかと思いました。

友の会に入って、今まで2次抽選で落ちたことなかったんですよ。あの「黒豹」だって手に入ったし。まぁ、自己責任でもあるのだけれど。夏休みだということ忘れて、購入制限の枚数まで枚数をいれなかったし。(途中で日付ポチポチするのがめんどうになって、止めちゃった)

明日の先行販売は「大海賊」を観劇なので、パソコンの前に座れない。スマホで出来るかな、私。まぁ、いいです。取れなかったら縁がありませんでしたってことで。

たしか「王家に捧ぐ歌」録画してたぞ(グッドジョブ私)、と探して2003年の星組公演(新人公演)を昨日観ました。レベルはやっぱり新人公演ねという感じでしたが、柚希さんの挨拶が、まだ慣れてなくてすごく可愛かった。

これ、やっぱり観たい。と言ってもね、仕方ないことだけれど。

2015年6月 7日 (日)

アンタッチャブル

「アル・カポネ」観たかったけれど、チケット取れなかったので、真逆の「アンタッチャブル」のDVDを観ました。すっごく前のことで、エリオット・ネス役のケヴィン・コスナーが格好よかったこと、ショーン・コネリーの悲惨な死の場面、駅で乳母車を片手に抑えながらの銃撃シーンくらいしか記憶になかったので、どんな話だったかなと。

何だか年をとるっていやだな。うちにDVDがあるくらいだから、いい映画と思っていたのでしょうが、今観ると、あっちもこっちもと突っ込みいれたくなる。ネス側不用心すぎる。ショーン・コネリーだって死ぬ必要は全然なかったし、あれだけ機関銃で撃たれて、生きていてネスに情報伝えてから死ぬって不自然すぎる。

結局、帳簿係を捕まえるためにアンディ・ガルシアとたった二人で駅に向かうことになって、有名な乳母車シーンも無理やりっぽい。と、けちばかりつけましたが、アル・カポネ役のロバート・デ・ニーロがすごくよかった。残酷さ、ずるさ、これぞギャングって感じ。

これをアル・カポネ側から描いた宝塚版はどんな感じなんでしょうね。「ナウオン」だったか「タカラヅカニュース」だったか、ネスが、陪審員を買収したことをつきとめた部下を殴るシーンを観て、なんだかいやな予感がするんですが。まぁ、DVD発売待ちます。

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