「イフアイ」観てきました
蘭寿さんの「イフアイ」初日を観てきました。青山劇場が青山学院の真ん前だということを知り「あっ」と思ったことがあって、「あれから8年だし、気がつかないかも。もしかしてそのレストランそのものももうないかも」と思いながらのお出かけでしたが、なぜか目に入るものですね。息子が結婚式を挙げたレストラン、すぐにわかりました。
あれから8年、二つの命が生まれ、一つの命が消え長い8年だったな。青山劇場がここだとわかっていたらたぶんチケット取らなかったな。そんな気持ちで劇場入りしたので、初めは蘭寿さんの一声一声が胸に突き刺さり、子供を失った夫婦は出てくるし「そのまんま」って感じで、途中で帰ろうかと思ったくらい。座席が中のほうだったので、途中移動は迷惑だと思って、まあ休憩までと思いながら座っていました。
招待も多かったのでしょうが、昨日は満席状態。蘭寿さん始めみなさんのダンスすばらしかった。歌も男役では絶対出さない高音もよく出ていたし、この人やっぱりすごいわと思いました。内容もわかりやすかった。唯一、蘭寿さんが男二人で踊るシーンは何を表しているのかわからなかったけれど、ラストで「ああそういうことね」とわかりました。
ラストってことは、そうです。最後まで見てきました。休憩時間中に「イフアイ」はあくまでお芝居。実際の人生では「もしも」はないと気持ちを切り替えました。私も息子が亡くなった直後は「もしも命が変えられるのなら、孫たちにパパを返し、私の命をあげるのに」とずっと思っていましたけれど、私は生きている、息子はいなくなった、この事実は変えようがないと理解できるようになった2年半だからこそです。
一番客席がわいたのは蘭寿さんが売れないバンドのボーカル役でワンピース姿で客席降りをした時です。笑顔が魅力的でした。このワンピース姿は最後のあいさつでサプライズ的なこともあり、その時は蘭寿さんも笑顔で、やっぱり笑顔の蘭寿さん素敵です。
Aバージョンの終わり方がわかったので、Bバージョンの終わり方も予想できるのですが、もう一度Bバージョン観てきます。
あくまで私の希望ですが、次の公演はもっと笑顔の蘭寿さん見たい。お芝居の中とはいえ、苦悩している蘭寿さんを見るのは辛いです。
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